1月 「ガトー・オ・ショコラ/ムース・オ・ショコラ」
バレンタインデーにぴったりのビターなチョコレートケーキとにはホイップした生クリームを添えて。パリのリッツで習ったムースより軽く,あっさり仕上げたチョコレートのムースは,グランマニエ(オレンジのリキュール)風味にしました。
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3月 「シャルロット・オ・フレーズ/ブルーベリーマフィン」
シャルロットは,たくさんの苺で作るババロアにフランボワーズも少し加えて,生クリームで仕上げるので,フレッシュなベリーの風味をたっぷりと味わえるケーキ。フルフルしたババロアの柔らかさは家庭で作るお菓子ならではの仕上がり。ブルーベリーの入ったマフィンはほんのりレモン風味。どちらも春らしいお菓子です。
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4月「ミルクティー・シフォンケーキ/クレーム・ブリュレ」
アレンジのシフォンケーキをご希望の方が多かったのでミルクティーのシフォンケーキに変更。水分を多めに配合したので,フワフワしっとりとした仕上がりです。クレーム・ブリュレはクリームでもなく固まってもいない絶妙な口当たりになるよう慎重に。表面をバーナーでカリッと焼き,リッツで習ったようにバニラビーンズがたっぷり入った,誰でも大好きになる美味しさです。
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5月「ハニーブルーベリー・チーズケーキ/クリーム杏仁豆腐」
濃厚なNY風ベイクドタイプのチーズケーキ(左)にブルーベリーを入れたら,さらに食べやすくなりました。杏仁豆腐(右)はゼラチンを少なくして,ぎりぎり固まる配合で作ったため,カットしないで冷やしたときの器に入れたままフルーツをトッピングして冷たい食感を楽しみます。
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7月:ナッツ&エスプレッソロールケーキ/黒ごまのクッキー
9月:マロンクリームのシュー/紅茶のパンナコッタ |
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10月「アメリカン・パンプキンパイ/チョコレート&ピーカンナッツクッキー」
パンプキンパイのフィリングはクリーミーで,野菜っぽさのない味。カボチャの味と風味は残しつつ,洗練された味に仕上げたかったので,試作を重ねてようやく納得できる味を見つけました。ドロップタイプのクッキーは,アメリカのホームメードの味。焼きたてはびっくりするほどさくさくしています。どちらのお菓子もコーヒーやミルクたっぷりのカプチーノによく合います。
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11月「タルト・オ・ポンム/マドレーヌ」
タルト・オ・ポンムには甘ずっぱいリンゴのフィリングがたくさん詰まっています。上に薄く切ったリンゴをロザス(薔薇模様)に並べるのが,とてもフランスらしいと思います。もう一つは写真にはありませんが,プクッとおへそがふくれて黄金色の正真正銘のクラシックなマドレーヌ。シンプルなお菓子ですが,生地の混ぜ方,焼き方によって,味も食感もずいぶん違ってきます。
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     ©akiko kita
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