q u a t r e - q u a r t s  お菓子教室 カトル・カール 2002
2002年BASICクラスのメニューのお菓子の写真です。

02.1月「チョコレートのスフレケーキ/ホワイトチョコレートのムース」

 バレンタインDAYのためのチョコレートを使ったお菓子。ガトー・ショコラをしっとりふんわりさせたようなスフレケーキ。土台のクルミの風味が美味しいアクセントになっています。ホワイトチョコレートのムースはきっちりホワイトチョコレートの風味と味はするけれども,あっさりした仕上がり。あまりホワイトチョコレートが好きではない人にもこれなら好きになってもらえそう。とても簡単に作れるので,「すぐに作ります!」っていう声を沢山いただいたお菓子でした。

02.3月「苺のタルト/紅茶のショートブレッド」

 苺のタルトは,今までアーモンドクリームの上にカスタードクリームをのせて作っていましたが,もっと簡単に出来るようミルリトン生地に苺をのせて,バランスの良い味になるようあれこれ配合を考えてみました。スーパーなのでよく見かけるショートブレッドもフードプロセッサーがあればとても簡単に,うんと美味しく出来ます。作り方・味ともに大好評だったお菓子です。

02.4月「カフェ・モカのパリ=ブレスト/チュイール」

 自転車のタイヤをイメージした(ちゃんとシューのチューブ入りです)パリ=ブレストは本来プラリネのクリームを挟みますが,パリのピエール・エルメ・ブティックのミルフィーユのクリームがとても美味しかったので,その味を思い出しながらカフェ・モカ味の濃厚なクリームで作ってみました。プレーンで香ばしいチュイールは簡単に出来上がります。

02.5月「バナナのシャルロットケーキ/スプマンテのゼリー」

 大好きなシャルロットケーキは珍しいバナナで作ってみました。バナナは色が変わりやすいので苦労しましたが,色も味のバランスも思ったように出来上がって満足したお菓子です。スプマンテはシャンパンよりも甘いイタリアのお酒。一口飲んだときのシュワッ!としたあの感じをゼリーでも同じように味わうことができます。フルーツとも相性が良く,涼しげできれいなデザートです。

02.6月「トライフル/チョコレートのヴィジダンディーヌ」

 シェリー酒とロゼワインゼリーが入ったイギリスのお菓子トライフルは,藤野真紀子先生の本で作り方を知り,何回も作っているうちにどんどん大きくなってしまいました。しっとりしたスポンジとクリームの組み合わせは,イタリアのデザートにも似ています。チョコレートのヴィジダンディーヌは藤野先生に誉めていただいたとても思い出深いお菓子。現在,ヴィジダンディーヌ型は手に入りにくいので,マドレーヌ型で丁寧に焼きます。

02.7月「抹茶のシフォンケーキ/タピオカ入りココナッツミルク」

 フワフワ・しっとりしていて,抹茶の味が口の中にふわっと拡がって,グリーンの色のきれいなシフォンケーキ...このイメージに近づけるため何度も試作した甲斐があり,やっと納得できる抹茶のシフォンケーキが出来上がりました。タピオカはきれいに茹でるコツを覚えたら,お家で簡単に楽しめるデザートになります。エスニック料理や中華料理の後に,よーく冷やして食べると美味しいデザートです。

02.9月「スフレ・オ・フロマージュ/ポルポローネ」

 スフレタイプのチーズケーキは,プルミエクラスのNYスタイルのベークドチーズケーキをふんわりさせたようなケーキです。ちょっと手間はかかりますが,頑張った甲斐のある美味しさに仕上がるはず。ポルポローネはスペインのクッキー。香ばしくほろほろした食感が面白いので,プレゼントにすると喜ばれそう。

02.10月「モカ&クルミのロールケーキ/カボチャのプティ・ポ」

 コーヒー味のバタークリームが美味しいロールケーキは,クリームの中に入っているカリカリッとしたクルミがアクセントになっています。ちょっと複雑な手順で作るスポンジ生地は,そのまま食べてもしっとりふんわりして美味しい生地。ハロウィーンのお菓子,カボチャのプティ・ポはプリンよりも柔らかく濃厚でクリーミー。メープルシロップをかけていただきます。

 

02.11月「アップル・シュトゥルーデル/マロンのババロア」

 アップル・シュトゥルーデルは薄くのばした生地を何重も巻いたアップルパイのようなウィーンのお菓子。薄い紙のようなシュトゥルーデル生地を家で作るのはちょっと無理そう。。。と思われがちですが,特別な道具も材料も入らないので意外と簡単にできてしまいます。本来は生のリンゴとクラムを入れますが,私はソテーしたリンゴの方が好きなのでアレンジしたものを入れてみました。マロンのババロアはフランスのクラシックなレシピで作ります。濃厚な味わい。

©akiko kita