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お菓子教室 カトル・カール

2003年の プルミエ・クラスのお菓子の写真です。

03.1月「ガトーショコラ・アメール/ミルクチョコレートのムース」

 1月はバレンタインDAYのためのチョコレートを使ったお菓子:今月ご紹介したガトーショコラはアメール=苦いという名前の通り,甘みをうんと抑えたビターなチョコレートケーキ。普段余り甘いものを食べない方にも喜んでいただけるはず。反対にチョコレートムースはミルキーなチョコレートを使って,口溶けを楽しむデザートにしてみました。

03.2月「クレーム・キャラメル/グラノーラ・クッキー」

 クレーム・キャラメルはカスタードプディング,つまりプリンの事です。牛乳と卵で作るシンプルでクラシックなレシピですが,なめらかな舌触りとコクのある美味しさにこだわって作っています。グラノーラクッキーは,グラノーラをそのまま固めたようなクッキー。ヘルシーでちょっと病みつきになる味です。簡単に作れるのも嬉しい。生徒さんでもこのクッキーが大好きで,「習ってからよく作ってます。」って方が結構いらっしゃいます。

03.3月「トライフル・ロールケーキ」

 ロールケーキはスポンジ生地が美味しく出来たら大成功!といっても過言ではないほど,生地作りが大切。基本のジェノワーズ生地を改良してさらにフワフワに,初めてでも大丈夫な生地作りを考えました。春らしく,でも大人っぽい味にしたかったので,ロゼワインと苺,ブルーベリー,生クリームで仕上げました。隠し味のシェリー酒も効いています。

03.4月「苺のババロア/黒ごまのクッキー」

 苺のババロアは苺のフレッシュな美味しさがぎゅっと詰まったようなデザートです。ラズベリーを加えると色も美味しさも格段にアップします。黒ごまのクッキーはフードプロセッサーで簡単に出来ます。バターの風味と黒ごまの香ばしさが,紅茶でも日本茶でも合うクッキーです。

 

03.5月「クリーミー杏仁豆腐/スコーン」

 おなじみ杏仁豆腐は,お家で簡単にしかも本格的な味のものが作れます。すごく気に入って毎日作って食べていますっていう熱烈なファンの方もいるのです。スコーンはイギリス南部のクロテッドクリームの産地,コーンウォール地方で出会った外はカリッと中はふんわりしたスコーンをイメージして作っています。作り方も材料もシンプルですが,美味しく作るにはコツのいるちょっと手強いお菓子なのです。

03.6月「ブルーベリーとレモンのマフィン/クレーム・ブリュレー」

 ブルーベリーがたくさん入ったマフィンは,ほんのりレモンの風味がして上品な味に仕上げています。小さい型で焼き上げるといくつでも食べてしまえそう。クレーム・ブリュレーは大好物の人も多いお菓子。丁寧に火を通しているので,とてもなめらかな仕上がり。表面のキャラメリゼのためにバーナーで焦がす作業は初めてだとちょっとドキドキ。レッスンの度に盛り上がります。

03.7月「シュー・ア・ラ・クレーム」

 フランス風シュー生地はフードプロセッサーを使って作ります。シュー生地は独学だと失敗が多いと聞きますが,ポイントを掴めば大丈夫。びっくりするほど膨らみます。オーブンから出してすぐアツアツの何も入っていないシュー生地だけでもとても美味しい。カスタードクリームはパリのリッツで習ったレシピ。パリっとした皮と美味しいクリームの相性は抜群!いつ作っても,何度食べてもやっぱり美味しい,定番のお菓子。

 

03.9月「抹茶のシフォンケーキ」

 試食の際,フォークを入れた瞬間,びっくりする人が多いほどフワフワです。でも口に入れると,しっとりしている。シフォンケーキは,しっとり&フワフワにとてもとてもこだわっています。抹茶は面白いけど,ちょっと癖のある素材です。きれいな抹茶色とおいしい風味を壊さないよう気をつけました。

03.10月「アメリカン・パンプキンパイ」

 実はあまりカボチャを使ったお菓子が好きではないのです。ですから,野菜臭さがないように,カボチャの美味しさは残して,これなら食べたくなるお菓子と思える味に仕上げました。バリッと焼き上げたアメリカン・パイ生地の作り方は簡単ですが,きれいにパイの層が出来ます。

03.11月「タルト・オ・ポンム クラシック」

 サクサクしたサブレー生地とリンゴのキャラメル煮がとても相性の良いタルト。シンプルな作りですが,案外手間がかかります。美味しさの決め手はじっくりと炒め煮するリンゴでしょう。これでリンゴの美味しさがぎゅっと詰まった濃厚な味わいになります。フードプロセッサーで作るタルト生地は簡単です。きれいにタルトを延ばせたら,リンゴのキャラメル煮の上にスライスをきれいにロザス模様に並べます。

 

©akiko kita