q u a t r e - q u a r t s  お菓子教室 カトル・カール 2001
2001年BASICクラスのメニューのお菓子の写真です。

6月「アメリカンチェリーパイ/黒ごまのパンナコッタ」

 チェリーパイは藤野真紀子先生の教室で教えていただいたのを,少しアレンジして,ダークチェリーにサワーチェリーを加えてちょっぴり甘酸っぱくしてみました。アメリカンパイ生地は,フードプロセッサーを使うとびっくりするほど簡単に出来てしまいます。とろりとしたチェリーのフィリングとさくさくのパイ生地に冷たいアイスクリームをからめて食べると美味しい。黒ごまのパンナコッタは,最近食べたキハチのソフトクリームが美味しかったので,その味を思い出しながら作ってみました。

7月「キャラメルシフォンケーキ/バニラのババロア」

 キャラメル風味のシフォンケーキは,水分の量を多めにしたので,他のお店で買ったり食べたりするものより,しっとりフワフワ。お砂糖が控えめであっさりした仕上がりです。一方,バニラのババロアは,一口食べるとびっくりするほど濃厚な味わい。右の写真のように,ババロア型に入れて冷やしてもかわいらしい。PHOTO ALBUMのページの写真ではグラスに半分入れて冷やしたババロアの上に,季節のフルーツと白ワインゼリーを流し入れて冷やしてみました。

9月「マロンのロールケーキ/スコーン」

 マロンのロールケーキは,マロンクリームとマロンカスタニエをジェノワーズ生地(=スポンジ生地のこと)で巻き込んだモンブランのロールケーキといったところでしょうか。きめは細かいけれども,ふかふかとしたスポンジ生地を焼き上げるにはコツがあります。スコーンもフードプロセッサーで簡単に作れるシンプルなお菓子ですが,ほんのちょっとした違いで膨らみや食感に差が出るお菓子です。クロテッドクリームの本場,イギリスのデボン州で食べたスコーンは,ふんわりしっとりしていました。

10月「パンプキン・チーズケーキ/ハーベストクッキー」

 ハローウィンということでカボチャのお菓子を。パンプキンチーズケーキは,カボチャの野菜臭がなく,それでも味・風味がカボチャとチーズの両方をしっかり感じるお菓子に仕上がるよう苦心しました。ちょっとねっとりした舌触りです。ハーベストクッキーは,オートミールやココナッツ,ドライフルーツがたくさんはいっているドロップタイプの我が家定番のクッキー。グラノーラをクッキーにしたような感じなので,朝食にもいかがでしょう?

11月「タルト・オ・ポワール/クレーム・キャラメル」

 クラシックなフランスのお菓子を2品。洋なしのタルトは,空焼きすることでサクサクしたタルト生地としっとりふんわり焼き上がったアーモンドクリームが特徴。「今まで食べたことのあるタルトとは違う!」と思っていただける仕上がりだと思います。クレーム・キャラメル(=プリン)は,丁寧に低温で時間をかけて焼き上げることでとても口当たりなめらか。型からお皿に取り出すと,たっぷりのバニラビーンズがキャラメルソースに流れだし,プリン生地と一緒にいただくと美味しい。

©akiko kita