映画「黄金の7人」で見て,想像していた通り。中世にタイムスリップしたような街並みが残る上品できれいな街です。新市街から,ケーブルカーに乗って丘の上の旧市街地へ。この日も快晴!しかしあまりの暑さのため,美しさで有名なコッレオーニ礼拝堂に入る気力もなく,やや離れたところから写真を撮るのみ。ちょうどお昼休みの時間帯だったため,何処のお店も閉まっていたので,ジェラートをお昼ご飯がわりに食べて早々に退散しました。
右・左,どちらも旧市街の街並みです。中世の雰囲気がたっぷり残っていて素敵。お散歩に最適です。
まだ昨夜のミラノの晩ご飯でお腹がいっぱい。今夜の晩ご飯に備えてお昼はジェラートのみ。

L'ALBERETA & RISTRANTE GUALTIERO MARCHESI

コッレオーニ礼拝堂。近づく気力が暑さで萎えました。
ラルベレータは離れが幾つかあります。これが母屋。
ホテルの部屋は,それぞれインテリアが異なるよう。泊まったお部屋は,ブルーを基調にした落ち着いた感じ。
夕食までに少しでもお腹を減らす為,ホテルを探索。写真左のような素敵な空間が至る所に演出されています。スパや室内プールもあるので,ゆったり寛げそう。
そして,いよいよRISTRANTE GUALTIERO MARCHESI(リストランテ・ガァルティエロ・マルケージ)へ。せっかくなのでコースを頼んだのですが,全部で11皿(だったと思います)。もっと万全の体制で臨むべきだったと反省。右のデザートにたどり着く前に,どうしようもないほどお腹がいっぱいになってしまいました。今なら,全部食べられるのになぁ〜。お料理では天ぷらも出てきてちょっとびっくり。お皿もまるで日本の信楽焼や綾部かと思うような器が幾つか登場しました。
突然庭に現れた大きなオブジェ。その向こうに葡萄畑が広がります。この畑で収穫された葡萄のワインをレストランでいただくことも可能。
それぞれのお部屋にテラスもあります。涼しい朝と夜をここで過ごすと気持ちよさそう。残念ながら泊まった日の夜は雨風吹き荒れる嵐になりました。
何と厨房に案内していただきました。もう,夜も遅くレストランのテーブルのお料理は済んでいるので,調理は終了しています。皆さん後片づけとお掃除に大忙し。全てをぴかぴかに磨き上げます。素晴らしいレストランほど厨房がきれい。本当です。
デザート担当のパティシエのみ,まだオーダーが入るので,調理中。フルーツをカットしている最中です。朝食用のパンやケーキもこちらで作られています。

それもこれも,林さんに出会ったおかげ。レストランに入ると突然日本語で話しかけられてびっくり!ソムリエが,日本人の林さんだったのです。ワインやお料理のアドバイスばかりでなく,厨房やワインセラーを案内していただき大感激!とてもよい思い出になりました。どうもありがとうございました。

Grazie! Hayashiさん。写真がピンぼけでごめんなさい。
Arrivederci!
マルケージ氏の代表的な一皿。金箔とサフランのリゾット。
イタリアを代表するシェフ,マルケージ氏。ヌオーヴォ・クッチーナを提唱し,イタリアで初めて3つ星を獲得したシェフとしても有名です。1993年ミラノからお店をブレシアのエルブスコ村にある別荘を改装して,移転(リストランテ・ガァルティエロ・マルケージ)。ホテル(ラルベレータ)も併設されて,現在はこちらが拠点です。

© akiko kita

 ミラノから北東へ車で45分ぐらい。ミラノからベルガモ行きのバスや鉄道もあります。
 ミラノに次ぐロンバルディア州で2番目に大きなブレシアの街。その近郊にエルブスコ村はあります。        ブレシアへはミラノから車で約1時間。